時間の止め方
アインシュタインは時間が相対的であると論証した。
しかし不思議の国のアリスのウサギの穴はもっと深い。量子物理学は、意識が不可解な方法で物体に織り込まれているのを発見した;しかし非常に速いか、非常に 小さいか、非常に大きいか以外は、我々は「普通の」現実はどちらかというと、ニュートンの法則に従うと仮定する傾向がある。原因と結果が時計仕掛けのように繰り広げられているのだと ー さて、そろそろその仮定を打ち破る時が来たようだ。時間を止めてみましょう。
秒針が滑らかに進む時計を準備して下さい。このページに載っている時計でも大丈夫ですが、それは貴方のコンピューターの動き次第です。非常に滑らかに秒針が 進むかどうかによります。もしも割と滑らかに進むようであれば多分大丈夫です。貴方がコントロールしている要因は得られるでしょう。
秒針を少しの間見た後、目を時計の端にそらし、箱の外側で、秒針の現時点から約15分から20分先を見てください。ただし視線の端で秒針は見えるが直視はし ない状態です。この状態でリラックスし秒針をストップ出来るかどうか試します。もしも秒針が、先に注目していた時間に近づき始めたら、新しく20分先に注 目点を進め直して下さい。殆ど練習なしで、貴方は非常に驚くべき発見をするでしょう。貴方は時間を止められます。最初はホンの1~2秒かもしれませんが、 練習をすればもっと長時間時間を凍結出来ます。すぐにこれが出来ない場合は、注目点を時計の枠から遠ざけたり近づけたりして試してみて下さい。又は 20~30分先の時間の区切り線を見てみて下さい。時間を止めたら、頭の中で数を数えて下さい。数え上げた数は、時計の0時間内に貴方が行った思考のプロ セス数です。例えば3まで数えたら三つの思考プロセスを遂行した訳です。
一度この驚くべき業を貴方が成就したというのは、一体どういう意味があるのだろう?ある人達はこれは単なる目の錯覚で、まだ動いている秒針を見るのをストッ プしただけだと思うだろう。(しかし、「死角やフォーヴィル視覚やサケイデス状態だ」と、唱え文句で払いのけるかの理由で片付けようとする類は面白い。) だが、彼らが、ストップした時点から秒針が再び動き出したのはなぜだろうと自問すれば(殆どの人はしないが)、彼らの解釈は説明にはならない。またある人 達は、自分達の「現実」というレーダー映像に合わない単なる奇異な映像として片付け、それ以上は気にしないだろう。でも少数の私達は経験と信念の間の割れ 目に気が付き、もっと探ってみたくなるだろう。これは音も同時にストップするだろうか?ある人にとってはそうだろう、また他の人にとっては違うだろう、い ずれにしても益々好奇心がそそられる。
もしかして意識は、時間と呼ばれるこの「不変」に対し、受身の監視役以上のものではないだろうか?
「時間を止める」を楽しまれたら、「こちら」サウンドによる異なる意識レベルの体験もお試しください。